古典への敬意と革新への志が交差する、作家にとって稀有な井戸茶碗です。
オリジナリティを信条とする作家が、展覧会の依頼を機に初めて挑んだ小振りの井戸茶碗。
十六世紀朝鮮の名碗・喜左衛門井戸を念頭に置きつつも、模倣ではなく自らの解釈で昇華させた一碗です。
見どころは国宝級の井戸茶碗に見られる竹節高台。

伝統的な約束事に囚われず、作家独自の感性で仕立てられています。
藁灰釉が生み出す景色は穏やかでありながら確かな存在感を放ち、四百五十年の時を超えて新たな茶の美を提示します。
古典を尊びつつ現代の息吹を吹き込む、作家の哲学が結実した貴重な作品です。

テーブルに置いていたとき、ふと目がとまります。
現代の直線的な空間のなかで、この茶碗の縁のゆらぎ、不規則な輪郭が、思わず見惚れるほど美しいのです。

意図を手放した形だからこそ、置くだけで空間に「自由」が生まれます。
また、海の幸をそっと盛れば、器と食材が静かに呼応し、自然に近い食材ほどその力がいきいきと発揮されます。
テーブルに載せたとき、この器はひとつの主役になり得ます。
作り手の哲学と料理人の感性が交わる——そんな豊かな景色を、あなたの空間に。
── この作品について ──
自然そのままの「原土」にこだわることで、土本来の力強い生命力を引き出しています。有用微生物(EM)を練り込み、独自の波長処理で生み出されたこの器は、単なる物質を超えた存在です。森羅万象の息吹と共鳴し、自然の恵みそのものを体現しています。作品の力を、ぜひあなたの空間でお受け取りください。
── 桐箱と日常でのお取り扱いについて ──
本作品には桐箱をお付けしてお届けします。作り手は「箱に仕舞い込まず、出して飾って器のエネルギーを直に感じてほしい」と願っています。また、これらの器で実際にお酒を飲むと、味が美味しく変化するとも語られています。飾って力強さを感じ、実際に使って味わいを楽しむなど、日常のなかで器との共鳴をぜひご体感ください














レビュー
レビューはまだありません。